アマゾン、災害支援物資を備蓄 尼崎の物流拠点、国内にも初導入

 インターネット通販大手のアマゾンジャパン(東京)は23日、兵庫県尼崎市の物流施設内に災害支援物資の備蓄拠点を設けると発表した。広範な配送網を生かし、災害発生時に全国の被災地へ物資を無償配送する。アマゾンは海外で同様の取り組みをしており、日本国内にも初めて導入する。

 昨年3月に完成した西日本最大の物流拠点「アマゾン尼崎フルフィルメントセンター」内に約50種類の物資を計約1万5千個備蓄する。約千人が3日間使える分量だという。

 物資は、お茶やジュース、携帯電話を充電するためのソーラーパネル、子ども用の絵本といった被災生活を向上させる品目を中心に選んだ。

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