【香港】行政長官、広州と深センへ「日帰り出張」[経済]

香港政府トップの李家超(ジョン・リー)行政長官は、中国広東省の広州と深センをそれぞれ24日と26日に日帰りで訪問する。香港貿易発展局(HKTDC)のイベント「香港・広東協力週間」の開幕式などに出席する。

23日の定例会見で明らかにした。行政長官の出張時は通常、政府ナンバー2の政務長官が行政長官の職務を代行するが、今回は日帰りのため代行は置かない。

李氏は「香港と中国本土の往来が全面的に正常化し、粤港澳大湾区(グレーターベイエリア、広東省の珠江デルタ9市と香港、マカオで形成する一大経済圏)内の日帰り出張が可能になった」と強調。今後は同氏を筆頭に政府高官が日帰りで広東を訪問する機会を増やす考えを明らかにし「効率的であると同時に、国家の発展と大湾区開発への香港の参画を促進できる」と説明した。

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