県高校総体前特集 バスケットボール男子 注目選手のライバルを紹介(3) 【大分県】

28日から始まるバスケットボールの県高校総体の組み合わせが決まった。男子は別府溝部学園、柳ケ浦の2強が頭一つ抜けるが、大分舞鶴、日田、藤蔭にもチャンスはありそう。

今回は注目選手を紹介するとともに、彼らの気になる選手を聞いた。

セカンドガード 渡辺天斗(日田3年)

2005年6月18日生まれ、169㎝、63㎏、日田戸山中学校出身

チームの精神的支柱としての役割を果たしながら、司令塔として試合をつくり、得点源としてもチームを盛り上げる。「個人スキルだけでは強豪に勝てない。チャレンジャーとして全員で立ち向かっていきたい」と冷静に闘志を燃やす。チームとして取り組んでいるセットプレーの精度も上がり、県高校総体では「攻めの姿勢を崩さずに挑みたい」と気合い十分。チームの先頭に立ち、仲間を上手にコントロールしながら、全員バスケで上位を目指す。

気になる選手

吉住聡真(大分上野丘3年)

高さがあり、ゴール下の要になる選手。守備ではドライブを仕掛けても必ずカバーにくる手ごわい相手で、これまでに何度も止められた経験がある。試合では自分の武器であるドライブで勝負し、どんな状況でも切り崩せるように頑張りたい。

セカンドガード 喜屋武琥大(別府溝部学園3年)

2006年2月3日生まれ、175㎝、68㎏、北谷中学校出身(沖縄県)

中学までシューターとしてプレーしてきたが、高校に入学してからドライブと守備を強化して、プレーの幅を広げた。昨年末の全国高校選手権大会(ウインターカップ)後に手首を痛めて試合から遠ざかっていたが、4月の南九州四県対抗選手権の県予選で復帰し、チームの軸となり活躍する。「3ポイントで自分の(活躍する)時間をつくり、圧倒的な勝利でインターハイ(全国高校総体)に勢いをつけたい」と意気込みを語った。

気になる選手

屋比久仁彩(柳ケ浦3年)

中学を卒業するまで同じクラブでプレーしていた仲間。ハンドリングがうまく、キレのあるドライブで得点もできるし、アシストもできる。マッチアップしたら、抑えたい。柳ケ浦とはいつも優勝を争っているが、僕らの代になってからは一度も負けていない。県高校総体では勝つだけではなく、圧倒して勝つ!

パワーフォワード 清水陽生(大分舞鶴3年)

2006年2月15日生まれ、188㎝、73㎏、判田中学校出身

188㎝の長身を武器にしたゴール下での活躍のみならず、ドライブやキックアウトからの3点シュートも狙える選手。池田剛監督が「ポテンシャルが高く、外からも得点を狙えるが、実力はまだ出し切れていない」と成長に期待しているように、清水のさらなる活躍が勝利へのカギになりそうだ。「優勝を逃し続けているのは悔しいが、気持ちは県高校総体に切り替えている。舞鶴の選手というプライドを持って次は絶対に勝ちたい」と気を引き締める。

気になる選手

衛藤叶夢(大分上野丘3年)

ミニバスではチームメートで、中学からライバルになった。3ポイントの成功率が高く、得点源として活躍している。高校に入ってからは練習試合も含めて何度か対戦し、チームとしては勝ったが彼に得点される場面も多かった。次に対戦する時には、彼がキーマンになることは間違いない。しっかりと得点を抑えて、一人一人が持つ目標得点数をクリアして勝ちたい。

(黒木ゆか)

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