「東彼杵ひとこともの公社」にオーライ!ニッポン大賞 交流促進、働く場創出に貢献

昨年2月にオープンした拠点施設「umino わ」=東彼杵町千綿宿郷

 都市と農山漁村の交流促進に積極的に取り組む個人や団体を表彰する「第19回オーライ!ニッポン大賞」で、長崎県東彼東彼杵町で開業支援や観光振興に取り組む「東彼杵ひとこともの公社」が大賞に選ばれた。
 都市と農山漁村の「往来」を促進し、地域活性化を目指す「オーライ!ニッポン会議」(東京)が主催。今年は全国から30件の応募があり、グランプリ1件、大賞3件などを選んだ。
 同公社は2015年、築70年以上の倉庫を改装し、交流拠点施設「Sorrisoriso(ソリッソリッソ)」を東彼杵町瀬戸郷に開業。5年で20店舗の起業、出店を支援した。昨年、九州電力とともに、そのぎ茶カフェなどを併設した2カ所目の施設「umino わ(うみのわ)」を同町千綿宿郷にオープンした。
 大賞受賞は、同町を「通過点」から観光目的地にした点や、住民らの働く場の創出、地域活性化に貢献している点が評価された。同公社の森一峻代表理事(38)は「小さな取り組みを取り上げ、評価していただき大変ありがたい。他の受賞者との交流も楽しみ」と話した。表彰式は7月、東京で開かれる。

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