シーズン佳境を迎えている欧州サッカーシーン、
昨季のプレミアリーグで最下位で終わったノリッジは、降格した2部でも13位に終わり、今シーズンを終えている。
BBCによれば、ノリッジでスポーツディレクターを務めるスチュアート・ウェバーの発言が問題になっているようだ。
39歳の同氏は、『The Athletic』のインタビューで女子チームを卑下する発言をしていた。
先月、ノリッジの女子チームが5-3でアシュフォード・タウンを5-3で撃破した試合には、キャロウ・ロードに7,500人のファンが駆けつけた。ウェバー氏は「スタジアムに全く新しいファン層をもたらした」としつつ、こう述べていたのだ。
「彼女たちが我々のエンブレムをつけているからといって、比較することはできない。
あの試合はエキサイティングだったと言えるが、クオリティは本当にお粗末だった。
それは不公平なものではなく、事実に照らして正しいものだ」
「(女子サッカーを観戦したのは初めてだったが)興味がないからだ。そうと認めることは構わない。
女子サッカーは見ない。テレビ放送という点では、興味はゼロ。
なぜなら、男子サッカーを十分見ているし、それを見ないなら、他のスポーツを見たいからだ。そういうチョイスだ」
ウェバー氏にインタビューした『The Athletic』の担当者も理解に苦しむ発言だったようだ。
インタビュアーはBBCの取材に対して、「彼の役割は男子のスポーツディレクターだけとは定義されていない。クラブを代表する人間が、事実上担当しているもう一方のチームについて相当な意見を言うことには頭を抱える。誰もが女子サッカーやどんなスポーツも好きにならなければいけないわけではない。ただ、どういうものかや誰に対してアピールできるかという点で、このスポーツはリスペクトされるべきだ」と答えたという。
【関連記事】イングランド女子代表、W杯用新ユニフォームで白ショーツを廃止 その理由は
ノリッジのサポーターからも、わざわざこき下ろす発言をする必要はないという反応があるとか。なお、ノリッジの女子チームは、英4部相当のリーグでプレーしている。