福井県内の城の魅力を発信し、観光資源としての活用を進める「ふくい城巡りプロジェクト」実行委員会の本年度総会が5月23日、福井新聞社・風の森ホールで開かれた。2023年度事業計画について審議し、「ふくい城巡りフェス」の初開催を決めた。11月3、4日に福井市内でトークイベントなどを繰り広げる。
正会員の県内14市町の関係者や各城の保存会など17団体の代表者ら約30人が出席。実行委会長を務める福井新聞社の吉田真士社長は「北陸新幹線の県内開業まで1年を切った。本年度はさらに盛り上げていきたい」とあいさつした。
ふくい城巡りフェスは、福井市の福井商工会議所ビルで開く。城好きの著名人を招いたトークイベントや県内各地の城をテーマにしたシンポジウムを検討しており、グッズ販売やワークショップなどのブースも設ける予定。
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総会で決定した事業計画ではこのほか、来年春の北陸新幹線県内開業を記念した限定版御城印の発行や山城現地ツアー、動画投稿サイト「ユーチューブ」での城にまつわる番組配信などを盛り込んだ。
総会では、昨年度制作した美浜町の国吉城跡を360度で体感できるVR（仮想現実）映像も披露された。
