定点把握の新型コロナ 兵庫県内の感染者が前週比1.5倍超 姫路・西播地域の感染拡大目立つ

国立感染症研究所が分離した、新型コロナウイルスのオミクロン株の電子顕微鏡写真(同研究所提供)

 兵庫県は25日、定点医療機関198カ所から15~21日の1週間に報告された新型コロナウイルス感染者は518人で、1カ所平均2.62人だったと発表した。定点把握として初公表した前週(8~14日分)の332人(平均1.68人)に比べ、1.56倍に増えた。

 政令・中核市の定点当たりでは、神戸市=1.33人▽姫路市=3.47人▽尼崎市=1.13人▽西宮市=2.29人▽明石市=1.30人。県所管では前週に続いて赤穂健康福祉事務所管内が最多の8.50人で、姫路・西播地域の感染拡大が目立った。

 また、北播、丹波地域の介護・老人福祉関係施設2カ所で集団感染が確認された。25日午前0時現在で、入院患者は前週比4人増の148人で、重症者は前週の1人から0人となった。(井川朋宏)

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