山口組と池田組の「特定抗争」指定を3カ月延長 兵庫県公安委員会 「対立抗争が終結したとは認められない」

兵庫県公安委員会が入る兵庫県警察本部=神戸市中央区

 兵庫県公安委員会は25日、山口組(神戸市灘区)と池田組(岡山市)に対する特定抗争指定暴力団の指定を3カ月延長すると発表した。期間は6月8日~9月7日で、6月6日に官報で公示される見通し。両組織についての指定延長は、2回目となる。

 池田組組長が岡山市で襲撃された事件などを受け、昨年12月8日に特定抗争指定暴力団に指定された。神戸市全域が組員の活動を厳しく制限する「警戒区域」に定められており、傘下組織の事務所使用や、おおむね5人以上の組員の集合などが禁止される。

 指定延長の理由について、兵庫県警暴力団対策課は「対立抗争が終結したとは認められないため」としている。

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