緑キラキラ「本当にきれい」 1万本のブナ林広がる福井県大野市の平家平、若葉包む美景

若葉が映える平家平のブナ林=5月25日、福井県大野市巣原

 福井県大野市巣原の平家平の約1万本のブナ林が、みずみずしい緑に包まれている。風に揺れる若葉の音、鳥のさえずり、登山者の足音のハーモニーが一帯に広がる。

 平家平は姥ケ岳(1453メートル)の中腹、標高600~1200メートルにある約196ヘクタールの森林地帯。うち40ヘクタールに樹齢40年以上のブナが自生し、雪の重みで幹の根元が曲がったブナが多く見られる。今年は例年より1週間ほど早く若葉が茂った。

⇒【もっと写真】上から見るとこんな感じ

 5月25日は、写真を撮ったり若葉を見上げたりする登山者の姿が見られた。愛知県西尾市から訪れた男性(64)は「新緑がキラキラしていて本当にきれい」と話していた。

⇒何だと思う?花のようで花じゃない…

 平家平は大野市街地から約40キロで、登山口案内板から歩いて約50分。

© 株式会社福井新聞社