和菓子で「加賀まとい」 菓友会、百万石まつりイメージ

新作「火消し纏」(手前)など和菓子6種=市役所

 県菓子工業組合金沢支部「菓友(かゆう)会」の沖直人会長と吉橋太平副会長は26日、市役所に村山卓市長を訪ね、金沢百万石まつりをイメージして作ったオリジナル和菓子を紹介した。

 百万石行列の出発式で総振りが披露される「加賀まとい」を表現した新作「火消し纏(まとい)」は、まといの標識部に花形、細長い飾り部分に鮮やかな赤、黒色の練り切りを使い、飾りがなびく様子を縦線の切り込みで表現した。

 このほか、赤母衣衆(あかほろしゅう)を模した「加賀の誉(ほまれ)」など全6種類あり、沖会長は「百万石まつりのモチーフを楽しみながら上生菓子の文化に触れてほしい」と話した。

 菓子は27日、市内の17店舗で発売する。価格は一つ300円前後となる。

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