元 地方創生担当相・北村さんに最後の別れ カトリック佐々教会で葬儀・告別式

約800人が参列した北村誠吾さんの葬儀・告別式=佐々町、カトリック佐々教会

 20日に76歳で死去した自民党衆院議員で元地方創生担当相の北村誠吾さんの葬儀・告別式が27日、北松佐々町のカトリック佐々教会で営まれた。支援者や政党関係者ら約800人が参列し、故人に最後の別れを告げた。
 祭壇には地方創生担当相就任直後(2019年9月)のやる気に満ちた表情の遺影が飾られた。西村久之北松小値賀町長、朝長則男前佐世保市長、古賀友一郎自民党県連会長(参院議員)が弔辞。朝長前市長は北村さんの功績をたたえ「同志、盟友の誠吾ちゃんありがとう、そしてさようなら」と声を詰まらせた。
 喪主のシズノさんに代わり長男の誠一郎さんが遺族を代表してあいさつ。食道がんを患い、手術を繰り返しながらも「絶対に政治の現場、国会に戻る」とつらい治療に取り組んできたと振り返り「とても無念だったと思うが、最期はとても穏やかな、やさしい父らしい顔でした」と語った。
 参列者は白いカーネーションを一輪ずつ献花し、祈りをささげた。


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