長崎県高総体 4年ぶりの制限撤廃 6月2日、トランスコスモスで開会式

高総体の競技日程

 第75回県高校総合体育大会(県高総体)は6月2日、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で総合開会式が行われ、9日までの7日間にわたる熱戦が始まる。今年は4年ぶりに観客の入場制限を撤廃する方針で、コロナ禍前の県内スポーツ最大の祭典の姿が戻ってくる。
 2020年は大会自体が中止、21年は無観客開催。昨年は保護者や部員など学校関係者の観戦に限られていた。会場の収容人数などにより、一部、態度決定していない競技もある。
 総合開会式には各校選手団2500人が参加。今回は熱中症などで翌日からの競技に影響しないように「選手ファースト」の入場行進を採用した。選手団は第4ゲートから入場してメインスタンド前を通過後、第1ゲートから退場。そのまま2階メインスタンドに着席して式典を見守る。
 実施されるのは31競技で、87校から9805人(昨年は87校、1万11人)がエントリー。ソフトボール、バレーボール、剣道、バドミントンをはじめ、例年同様に団体、個人で日本一を狙えるチーム、選手が多数エントリーしてきた。各競技の組み合わせ抽選会は16日、諫早市の西陵高体育館で行われた。
 県高総体はインターハイ(全国高校総合体育大会)や全九州高校大会の予選として実施。今年のインターハイは7月22日~8月21日に北海道(カヌーは山形、ヨットは和歌山)で開かれる。


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