半導体のマイクロン広島工場 数百人規模の人員削減 ハローワークが退職者対象の説明会 広島

広島・東広島市にある半導体メーカー「マイクロン」の広島工場で、数百人規模の大規模な人員削減が進められたことが分かりました。ハローワークは、退職者を対象にした説明会を開きました。

説明会には、失業時に受け取る雇用保険を申請するブースが設けられたほか、受給までの手続きついての説明が行われました。

また、東広島市は、6月に行われる市職員の採用試験に関する情報提供もしていました。

広島工場の親会社でアメリカのマイクロン・テクノロジーは、半導体の需要が低迷していることから世界規模で従業員の10%程度を減らす方針で、約3700人をかかえる広島工場の人員削減もその一環とみられます。

マイクロンは、詳細を明らかにしていませんが、退職者の話では300人から500人規模の人員削減が進められたとみられるということです。

一方でマイクロンは今月、日本に最大5000億円を投資し、広島工場で最先端の半導体の開発を進めると発表したばかりでした。

退職者(31)
「5000億円の投資、国からも助成があるのに(人員削減の)必要があったのか…」

退職者(55)
「外資は(人員削減は)よくあることなので。まあ、そういうものなのかなという感じでした」

広島大学大学院卒 中国国籍の退職者(31)
「(再就職は)たぶん東京に行きますね。選択肢が多いですから」

説明会を主催した ハローワーク広島西条 細木誠 所長
「ご本人の希望もありますし、経験から持っている仕事の能力もあるので、それらを一緒に話を聞きながら、合う求人を探していきたい」

ハローワークでは、再就職先が早めに見つかるよう、支援を続けたいとしています。

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