G7サミット特別献立給食スタート 7カ国を料理で味わう 日光

初めてのメニューを食べる児童たち

 日光市で24、25の両日に開かれる先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合を前に、同市内の小学校で1日、参加7カ国にちなんだ特別献立を提供する「G7サミット特別献立給食」が始まった。

 小中学生にG7会合への興味を持ってもらい、男女共同参画やキャリア、世界の国々について考えるきっかけをつくる市の「G7小中学校男女共同参画・キャリア教育推進事業」の一環。市内全22の小学校が14日までに各7回、7カ国分の特別献立を提供する。

 この日、今市小では米国発祥の煮込み料理「チキンガンボライス」が提供され、児童約240人が普段と違う給食を楽しんだ。同料理が米国発祥で「ガンボ」がオクラを意味するなどの解説が校内放送で流れ、児童は興味深く聞いた。教師などから感想を聞かれると「ピリ辛」「オクラが入ってる」と元気に答えた。

 6年山中芽愛(やまなかめいな)さん(11)は「初めて食べたけれど、おいしかった。給食でいろいろな国の料理が食べられてうれしい。G7について調べてみようと思った」と笑顔で話した。

 同校で児童と一緒に特別献立を味わった粉川昭一(こなかわしょういち)市長は「子どもたちも初めて食べたと言っていた。G7給食をきっかけにグローバルな視点を持ち、世の中に興味を持ってもらいたい」と話していた。

米国にちなんだ特別献立給食
初めてのメニューを食べる児童たち
チキンガンボライスをおかわりする児童たち

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