ユニオン通りで掘り出し物探し 恒例のフリマ開催、100店舗ずらり 宇都宮

各店舗は掘り出し物を求める来場者でにぎわった

 衣類やアクセサリー、飲食物などを販売するユニオン通り商店街恒例のフリーマーケットイベント「028Market」が21日、同商店街で開かれた。

 同イベントは、通りの特色を生かして街なかを盛り上げようと、同商店街やセレクトショップ・ARKnets、新朝プレスで構成する実行委員会が主催。今回は常設店舗と出店を合わせ、100店舗ほどが軒を連ねた。

 会場は掘り出し物を探す家族連れや若者らで大にぎわい。家族5人で訪れた鹿沼市、石川小6年石川愛莉(いしかわあいり)さん(11)は「いろいろなお店があって楽しかった。ティラミスや生春巻きを買った」と笑顔を見せた。

 ARKnetsは、アウトレットブースなどを出店したほか、宇都宮大とコラボしたTシャツを販売した。同大と連携してグッズ製作を行う「宇大オフィシャルグッズプロジェクト」の一環。デザインや宣伝方法などに学生の意見を取り入れ、利益の一部は同大に還元する。

 同社の伊勢博(いせひろし)社長が「宇大未来塾 ニューフロンティア・プログラム」を受講したことが縁となり、企画が立ち上がった。今後、秋冬向け商品の開発も検討しているという。伊勢社長は「米国のように大学を地域のシンボルにしたい。双方にとって良いプロジェクトになっている」と話していた。

 次回は11月の開催を予定している。

ARKnetsと宇都宮大がコラボして製作したTシャツ

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