G7広島サミットを機に地元の食材を売り込もうという、2回目の試食商談会が1日、広島市でありました。出展した食材の中には先日のサミットで使われたものもあり、会場は前回を上回る参加者でにぎわいました。
ホウレンソウ 重原農園(庄原市西城町)
柴田和広 記者(お浸しを試食)
「今回、初めて出展した庄原市西城町の農園のホウレンソウです。すごく、なにか味が深いです。おいしい」
重原農園 重原盛導 代表
「土づくりから、えぐ味のないホウレンソウを作ることをがんばっていますので、少しでも多くの人に知っていただければと思い、出展しました」
この試食商談会は、G7広島サミットを機に地元・広島の食材を県内外にPRしようというものです。2回目の1日は、県内の食材の生産者ら、前回を上回る65社が出展しました。
広島県 販売・連携推進課 伊藤美佐 課長
「飲食店などの方にお声がけしているんですけども、かなり多くの方がいらっしゃっていただいているので、すごく注目度は高まっていると思います」
注目が、先日のサミットで採用された食材です。
ハチミツ はつはな果蜂園(廿日市市)
その1つ、はつはな果蜂園のハチミツです。この農園では、県内4か所にミツバチの巣箱を設置。それぞれの巣箱のハチミツを商品にしています。
今回、宮島のハチミツが首脳たちのデザートの食材に採用されました。
はつはな果蜂園 松原秀樹 代表
「ありがたかったです。こういったところ(サミット)で使っていただいたということが、ものすごく自信になって、お客さんからも高く評価されるものに育っていけばいいなと思っています」
大野あさり 濱本水産(廿日市市)
初出展の中には、廿日市市のブランド品「大野あさり」もありました。漁場環境の変化などで生産量が激減した中、この業者は、ブランド品復活に向けて漁場に鶏ふん由来の有機肥料を与えることで少しずつ生産量を上げています。
売り込むのは、冷凍アサリです。独自に味を損なわない技術を開発していて、来年以降の商品化を目指しています。
濱本水産(廿日市市) 木藤嘉彦 さん
「品質には一番こだわってですね。みんな、熱い心を持ってやっていますので、1人でも多く知っていただくっていうのが最初かなと思っています」
県では、年内にもう一度、商談会を開き、県産食材の普及を後押しします。