きょうから6月です。6月の食品の値上げは、加工食品や調味料を中心に3500品目を超えています。
帝国データバンクによりますと、6月に値上げされる食品は、調味料や加工食品を中心に3575品目で、去年6月と比べおよそ1.5倍に増えています。
帝国データバンク 東京支社 藤井俊 情報統括部長
「主に加工食品でカップ麺とか冷凍食品、調味料が多く占めています。原材料価格の高騰と燃料費、電気代等の値上がりが大きな要因となっています」
また、7月もパン製品だけで1500品目、全体で3000品目以上が値上げするとみています。
藤井俊 情報統括部長
「小麦価格の上昇がことしの4月以降、ありましたけど、それが実際、商品に反映されるのが7月以降ということになっています」
さらに、ことし1年間で予想される値上げは去年の2万5000品目を上回り、3万品目を超えるということです。
帝国データバンク 東京支社 藤井俊 情報統括部長
「物価の上昇に実質賃金の引き上げが追いついていない状況ですので、消費者の買い控えというのが強まる傾向にあると思います」
小林康秀 キャスター
「加工食品は15%前後の値上げとなります。日清食品の『カップヌードル』は214円から236円に。カルビーの『ポテトチップス』は150円前後から160円前後に値上げされるということなんです」
青山高治 キャスター
「おなじみの定番の商品をいつもと同じように買って、レジに向かうと、『あれ?』と違和感を感じることに。そういう日々が続いています」
小林康秀キャスター
「電気代も値上がりしていて家計を圧迫していますが、身の回りのさまざまなものの値上げラッシュで、家計への負担増は続きそうです」