旧盛岡短大跡地に移転新築 山王児童・老人福祉センターなど

 

 盛岡市は、同市住吉町の旧岩手県立盛岡短大跡地に山王児童・老人福祉センター、母子生活支援施設を移転新築する方針を決めた。跡地は長らく未利用の状態が続いていたが、一部約3千平方メートルを県から取得し、2026年度の利用開始を目指す。

 市によると、同市山王町の山王児童センターと山王老人福祉センター、同市前九年の母子生活支援施設かつら荘を移転する。いずれも築40年以上と老朽化が進み、「地域の活動拠点施設としての跡地活用」を求めてきた地元の要望も踏まえて判断した。

 整備箇所は跡地の南西側角地を想定し、1階に児童センターと老人福祉センター、2、3階にかつら荘が入る見通し。24年度に詳細設計を行い、25年度に建設工事に着手する。かつら荘の定員は現在30世帯だが、必要規模などを今後精査する。

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