長崎県内インフル 前週比1.9倍 1定点当たり4.14人 全国2番目

 長崎県が1日発表した感染症発生動向調査速報(週報)によると、5月22日から1週間の県内のインフルエンザ感染者は290人に上り、前週に比べ135人多く、約1.9倍になった。70医療機関で定点把握しており、1定点当たりの報告数は4.14人で全国2番目の多さだった。
 保健所別では長崎が7.82人で最多。県北(6.75人)、西彼(4.50人)も県平均を上回った。インフルエンザは1定点当たり1人を超えると流行入りとされ、10人以上が注意報の目安。県内では18週(5月1日~)に0.97人まで下がったが、19週(同8日~)に1.69人、20週(同15日~)に2.21人、21週(同22日~)に4.14人と3週連続で増加している。
 学級・学年閉鎖や休校などの臨時休業も増加傾向。20週は7校、21週は6校が臨時休業した。県の担当者は「インフルエンザは冬場に流行するイメージがあると思うが、過去にもこの時期まで流行が続いたこともある」とし、基本的な感染対策を呼びかけている。

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