ベリンガムの移籍準備が本格化。代理人がマドリードでの新居を物色

写真:R・マドリード移籍に向けて着々と準備を進めるベリンガム ©Getty Images

ドルトムントからレアル・マドリードへの移籍が有力視されているイングランド代表MFジュード・ベリンガムだが、マドリードでの新生活に向けた動きが本格化しているようだ。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

ベリンガムはドルトムントと2025年6月までの契約を結んでおり、クラブ側は何度も契約延長のオファーを出していたが、ベリンガム側がこれを拒否。マンチェスター・シティも強い関心を示す中、1億ポンド(約174億2500万円)以上、6年契約でのレアル・マドリード移籍が間もなく発表されると言われている。

そしてこの噂を裏づけるように、ベリンガムの代理人がマドリードでの新居を探し始めているという。

ベリンガムは16歳の時にバーミンガムからドイツに移住していたため、海外で生活することに不安はない。代理人はベリンガムがマドリードで長く暮らすための住居を探すとともに、家族とともに移住するための様々な手続きを進めているという。

また、ベリンガム自身はブンデスリーガ最終節が行われた翌日のチームミーティングに参加した後、母親とともにドルトムントのクラブスタッフへの挨拶回りを実施。警備員にサイン入りのスパイクを手渡すなど、数々の贈り物を配った。その後はファンへのサイン対応にも長時間を費やし、多くのサポーターから残留を説得されたという。

ドルトムントは最終節でマインツに引き分け、得失点差でバイエルンの後塵を拝して優勝を逃した。ベリンガムはケガの影響でこのマインツ戦に出場しなかったものの、シーズンを通じて31試合に出場して8ゴール5アシストを記録し、リーグの年間MVPに選ばれる活躍を見せた。

ベリンガムのレアル・マドリード移籍が実現した場合、オーレリアン・チュメアニやエドゥアルド・カマヴィンガ、フェデリコ・バルベルデらを擁する中盤の陣容に彼が加わることで、大ベテランの域に達しているルカ・モドリッチやトニ・クロースの将来的な退団と世代交代もスムーズに進むと見られている。

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