岩手の林業、未来へ切り開く 陸前高田で4日、全国植樹祭

リハーサルを終え、本番へ気持ちを高める(左から)本田剛士さん、佐々木瑞希さん、小松璃空さん=2日、陸前高田市気仙町・高田松原津波復興祈念公園

 第73回全国植樹祭は4日、陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園で開かれる。天皇、皇后両陛下をはじめ林業関係者ら約4200人が参加する。全国有数の「森林県」として、豊かな資源を未来につなごうと準備が進む。

 2日は雨の中でリハーサルを行い、大会宣言を担ういわて林業アカデミーの修了生3人も参加。二戸市の浄安森林組合で働く本田剛士さん(24)は「岩手で49年ぶりの植樹祭。林業に携わる若者の代表として堂々と宣言したい」、遠野市で林業の仕事に携わる小松璃空(りく)さん(23)は「岩手の豊かな森林や林業の素晴らしさを全国に発信する」と意気込む。

 花巻市森林組合に勤務する佐々木瑞希さん(20)は「担い手不足が進む本県林業を切り開きたい。希望を持って仕事に打ち込める環境に」と思いを込める。

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