琵琶湖に油、解体現場から雨で流れ出たか 滋賀県がオイルフェンス設置

琵琶湖に流出した油を回収するために設置されたオイルフェンス(守山市幸津川町)

 滋賀県は3日、守山市幸津川町の農業用水路や琵琶湖に油膜が浮いているのを確認したと発表した。水路にオイルフェンスやオイルマットを設置し、現時点で魚や利水への影響はないとしている。

 県によると、2日午後5時40分ごろ、近くの工事関係者から「水路に油が流れている」と通報があった。県や守山市が調査したところ、約2キロ離れた解体工事現場から機械油が雨で流出し、水路から琵琶湖に流れ出たとみられるが量は不明。県は流出元の事業者に流出した油の回収と流出防止対策を指導した。

© 株式会社京都新聞社