幽玄に舞を披露 都賀の鷲宮神社で「神楽の夕べ」

4年ぶりに開催された神楽の夕べ

 【栃木】都賀町家中の鷲宮神社で3日、依田流鷲宮太々神楽保存会による「神楽の夕べ」が開かれた。

 依田流鷲宮太々神楽は市の無形民俗文化財に指定されている。新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となった。

 日が沈むころ、「春日舞」や「猿田彦(さるたひこ)舞」などの神楽が披露された。鷲宮囃子(はやし)連による和太鼓の演奏や、壬生町のメリーランド保育園児による沖縄県の民俗芸能「エイサー」の演舞も行われた。

 境内には地元住民が訪れ、飲食などを楽しみながら神楽や巫女(みこ)舞に見入っていた。同保存会事務局の大塚紀幸(おおつかのりゆき)さん(40)は「天候の心配もあったが、多くの人に来てもらい開催できて良かった」と話した。

 

4年ぶりに開催された神楽の夕べ

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