金沢・内川に「ふわふわドーム」 市、スポーツ広場再整備で基本計画

内川スポーツ広場再整備のイメージ

  ●戸室には誰でも楽しめる遊具 25年度に利用開始

 金沢市は4日までに内川、戸室の両スポーツ広場の再整備に向けた基本計画をまとめた。内川には子どもたちが飛び跳ねて遊ぶ人気の「ふわふわドーム」を金沢で初めて導入し、戸室は障害の有無にかかわらず誰でも楽しめる遊具を設ける。いずれも来年度に工事に着手し、2025年度の利用開始を目指す。

 内川スポーツ広場は劣化で使用を休止している「人工芝そり」などの大型斜面遊具を再整備する。改修部分の広さは約4千平方メートル。小学校の低学年が主に利用しており、「親子が一緒にのびのび遊んではしゃげる場所」を基本概念とする。

 ふわふわドームを導入するほか、人工芝そりを廃止し、斜面を活用した複数の遊具を増設する。滑り台のコースも改修する。

 戸室スポーツ広場は大型斜面遊具の老朽化を受けた再整備で、改修部分は約3千平方メートルとなる。幼児や障害のある子らの利用があり、「誰もが広く楽しめる空間づくり」を目指す。四つの区域に分け、年齢別に応じた遊具構成とする。休憩や見守りのための場所を多く整備するという。

 28年度までの第2次スポーツ施設整備計画の一環で、両広場とも今年度中に実施設計を行う。市は今後も市民がスポーツを通じて親しむことができる場の機能を充実させる。

戸室スポーツ広場再整備のイメージ

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