高齢者の見守り、タブレットで 一関市と民間会社が実証実験

操作が簡単なTQタブレット。生活相談など高齢者の見守りに活用する

 一関市とITサービス関連業TQコネクト(東京、五木公明社長)は、端末を使った高齢者の見守りサービスの実証実験を始めた。オペレーターによる生活相談や地域情報の配信を行い、生きがいづくりなどにつなげる。

 同社が開発している高齢者向け端末「TQタブレット」を活用。大きな画面と簡単な操作が特徴で、ボタンを押すだけでオペレーターとつながる。テレビ電話による見守りやイベント情報の提供、インターネット利用のサポートなどを行う。

 1人暮らしの70歳以上や高齢者のみの世帯を対象とし、5~8月に30世帯に無償で貸与。ネット操作の習得状況やニーズ、連絡手段としての有効性などを両者で検証する。

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