「じゃらんnet」取扱額 中四国で最多のホテルは… 旅行需要はコロナ禍前に近づく

宿泊予約サイト「じゃらんnet」を運営するリクルートが、昨年度の1年間で顕著な実績をおさめたという宿泊施設を表彰しました。旅行需要は、コロナ禍前に近づいているとみています。

宿泊予約サイト「じゃらんnet」を運営するリクルートが、広島市内のホテルで開いたフォーラム…。

中四国の宿泊施設がさまざまな部門で表彰を受けましたが、このうち客室が最も多い「301室以上の部」でじゃらんnetの取り扱い額が中四国で最も大きかったとして表彰されたのは、アパホテル広島駅前大橋でした。

再開発が進む広島駅前の立地で客室数は、広島県内で最も多い727室です。

リクルート 宮本賢一郎 ディビジョン長
「旅行者に魅力的なプランを作り、より多くの旅行者に観られる工夫など、さまざまな工夫をされた」

リクルートによりますと、じゃらんnetの月間予約数は、ことし4月に過去最高を更新するなど旅行需要は回復してきています。一方で、コロナ禍で観光業界の労働力不足は深刻化しているといいます。

リクルート 宮本賢一郎 ディビジョン長
「旅行需要が活性化してきているタイミングと労働力人口が減っているのが同時に起こっているので、旅行業界全体としては生産性をいかに高めていくか。デジタル技術を活用してDX化を進め、業務プロセス全体を見直しながら新しいおもてなしの形を作り上げていくことが重要と思っている」

リクルートでは、ことしの旅行者数は、コロナ前の2019年に近い数字を期待したいとしてます。

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