クウェート駐日大使が三陸鉄道訪問 新造のレトロ調車両を視察

クウェートの支援で新造した車両の前で記念撮影するサーミ・アルザマーナーン大使(右)と石川義晃社長

 クウェートのサーミ・アルザマーナーン駐日特命全権大使(54)は5日、同国が東日本大震災後に支援した三陸鉄道(宮古市、石川義晃社長)を訪れ、復興の様子を視察した。継続的な支援に意欲を示し、友好の絆を確かめ合った。

 石川社長がこれまでのあつい支援に感謝を伝えた後、宮古駅ホームで、同国の支援によって新造したレトロ調車両を背に記念撮影。大使館職員らと乗り込み、島越駅(田野畑村)まで乗車した。三鉄社員はクウェート国旗を振って見送った。

 同国は震災で甚大な被害を受けた三鉄に約20億円を支援。車両8両の新造、津波で流失した島越駅舎の再建などに活用された。

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