広島食材にこだわり「至極の のり弁」創業72年の老舗店が開発 お値段は…

広島市の老舗郷土料理店が、食材にこだわった「のり弁」を開発しました。ご飯の上にノリ、さらにおかずを乗せた定番の弁当ですが、新たな商品は、「至極の のり弁」だといいます。

ご飯にしっとりとなじむ、焼き海苔に、うま味たっぷりの出し巻き玉子…。

広島市中区に本店を置く郷土料理店の「酔心」で発売されたのは、地元の食材にこだわった「至極の のり弁」です。

末川徹 記者
「4種類を用意してもらいました。どれも色とりどりで非常に個性豊かなのが伝わってきます。こちらのお弁当は、アナゴがびっしりと詰まっています。ご飯が主役なのか、アナゴが主役なのか。お値段は、2700円です」

日本三景の「厳島」にあやかり「厳や(げんや)」と名づけられたのり弁は、海や山の幸がたっぷり入ったラインナップとなっています。

酔心 田村めぐみ 取締役
「広島の食材を使ったおいしいものを、シンプルにストレートに伝えていきたい。食材にこだわっていますので、中途半端ではなく、本物を伝えていけたらな」

老舗店ならではのこだわりがありました。庄原市 東城町産のコシヒカリを土台に、有明産の海苔は「カキだししょうゆ」を塗りこみ、ひと手間をプラスします。その後、副菜や目玉の一品を入れて完成です。

末川徹 記者
「お米がふっくらとしていて、もちもちです。かんだら、すぐほどけていって、口の中にはアナゴのうまみが残っています。めちゃくちゃ幸せです」

酔心 田村めぐみ 取締役
「観光地にのり弁を持って食べ、広島を堪能。新しい広島の楽しみ方を伝えられたら」

定番の「のり弁」を各地で厳選した食材と職人の手で特別な弁当に…。「厳や」は、電話やホームページで6日から予約を受け付けるということです。

© 株式会社中国放送