サッカー元日本代表岡崎選手が理事務める「マイスター」兵庫県と連携協定へ 「世界で活躍できる人材を育成」

斎藤元彦知事(右)に自身が理事を務めるFCバサラ兵庫のユニホームを手渡した岡崎慎司選手=兵庫県庁

 サッカーの元日本代表FW岡崎慎司選手(37)=兵庫県宝塚市出身=が6日、兵庫県庁を訪れ、斎藤元彦知事と対談した。自身が理事を務める一般社団法人「マイスター」(神戸市西区)が、県内の小学生をスペインに派遣するなどしている活動を紹介。斎藤知事は国際的な人材育成や地域振興の観点から、マイスターと連携協定を結ぶ意向を明かした。

 今季、ベルギーのシントトロイデンで活躍した岡崎選手。今春にはマイスターとして、岡崎選手がかつて在籍したスペインリーグ2部のウエスカに、小学生20人を1週間派遣した。対談ではその時の映像を流し、「『世界に』がキーワード。(海外交流を)次世代のためにやり続けたい」と熱弁。斎藤知事も「兵庫県として世界で活躍できる人材を育成したい。方向性は同じ」とうなずいた。

 マイスターは昨年4月、神戸市西区に環境配慮型グラウンドを開設。今年から社会人サッカーにも参入し、関西リーグ1部のFCバサラ兵庫を運営している。岡崎選手は県内に新たなスポーツ施設を造る構想も語り、斎藤知事は協定をきっかけに支援の形を探ることを約束した。(有島弘記)

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