初夏を彩る無数の光跡 大分県内各地でホタル乱舞【大分県】

淡い光跡を描きながら乱舞するホタル=7日夜、豊後大野市三重町中津留

 初夏の風物詩のホタルが大分県内各地で舞っている。7日も多くの人が幻想的な光のショーを楽しんだ。

 豊後大野市三重町中津留の窟岩(ほげいわ)橋周辺では、午後8時ごろから淡い光が見え始めた。見物客は車を止めて、無数の光跡に見入った。

 家族3人で訪れた竹田市竹田の公務員佐藤夏葵(なつき)さん(23)は「こんなに多いとは思わなかった。これまで見た中で一番」と感激していた。

 近くにある稲積水中鍾乳洞の青松善輔(よしすけ)支配人(48)によると、2017年の大雨の影響でホタルの数が激減していた。昨年から戻り始めたという。「今年は完全に元通りになった。今がピーク」と話した。

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