天皇杯初戦5ゴールで完勝 サンフレッチェ広島 おととし 初戦敗退 去年 準優勝 ことしこそ…

サンフレッチェ広島は、7日、天皇杯の初戦を戦いました。天皇杯といえば、おととしは初戦で格下にまさかの大敗。そして去年はくやしい準優勝。さまざまなドラマがありますが、悲願の初優勝へ、ことしは若手が躍動し、好スタートを切りました。

福山に3000人を超えるサポーターが詰めかけた天皇杯初戦。J5相当の四国リーグの首位・FC徳島を相手に序盤は、公式戦4試合ぶりのスタメンとなった 越道草太 が、リズムを作ります。

前半5分。ユース出身の高卒ルーキーは、縦への突破から右足でクロス。持ち味を見せます。前半7分、今度は縦へ行くと見せかけて、左足のクロス。ベン・カリファ が決めて、サンフレッチェが先制します。

その後、PKで追加点を挙げて2対0で折り返すと、後半はフレッシュな選手を投入しながらゴールラッシュを見せます。

後半26分。交代で入った 松本大弥 が、クロス。相手のミスを逃さなかったのが、大卒ルーキーの 中野就斗 でした。

攻撃の手を緩めないサンフレッチェは、リーグ戦チーム得点王の ドウグラス・ヴィエイラ と日本代表の 川村拓夢 がピッチへ。

後半30分には、越道のパスから松本大弥。サンフレッチェで4年ぶりのゴールを決めれば、さらに4分後にはドウグラス・ヴィエイラのシュートのこぼれ球を 森島司 。途中交代の選手の活躍で5対0とします。

守っては日本代表の川村がピンチの芽を摘むクリア。相手のシュートを3本に抑え、日本代表キーパー・大迫敬介 の出番も少ないまま完封勝利。初の天皇杯優勝へ、盤石な戦いで初戦を突破しました。

サンフレッチェ広島 中野就斗
「(2月26日以来の)久しぶりのスタメンだったので、まずチームが勝つためにやれることをやろうと思っていて、勝つことができてよかった。トーナメントはとても難しい戦いなので、どんな相手だろうと、しっかりサンフレッチェらしいサッカーをして、勝てるようにいい準備をしていきたいと思っています」

― スキッベ監督は、「開始から最後まで集中していた。これまで出場機会の少なかった選手のパフォーマンスもよかった」と話していました。天皇杯の3回戦は、来月、J2の栃木。今週末は10日(日)曜日にリーグ戦、川崎とのアウェイ戦が予定されています。

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