愛媛県今治市は9日、介護保険サービスの自己負担額が一定の上限を超えた際に支給する「高額介護サービス費」を、誤って同姓同名の他人に振り込んでいたと発表しました。
今治市によりますと、4月19日、支給対象者と同姓同名の方が亡くなり家族から届出を受けた際、担当者が誤って支給対象者の被保険者番号を入力したため、口座情報も誤った状態になったということです。
そして市は5月18日、支給対象者に、同姓同名の方の誤った口座情報の一部を記載した高額介護サービス費の振込予定通知を送付した後、31日、その口座に1万1363円を振り込みました。
2日、支給対象者の家族からの連絡でミスが発覚。
市は5日、同姓同名の方の家族に、説明と口座情報の一部が漏れたことを謝罪した上で返金を受け、支給対象者には翌6日に振込を済ませたということです。
市は、チェック体制を強化すると共に、届出を受ける際、氏名のほか住所や生年月日などの記載も求めるなどして、再発防止を図る方針です。