「みんなで楽しく」フラダンス指導続け20周年 大分市レクリエーション協会の佐藤会長【大分県】

フラダンスで元気いっぱいの女性たち。右から2人目が佐藤晴美会長=大分市
ハワイの音楽に合わせて、軽やかに踊るメンバー

 【大分】大分市レクリエーション協会の佐藤晴美会長(68)=同市横尾=はフラダンスを指導して20周年を迎えた。現在は市内の2教室で60~80代の女性計10人を教える。笑顔で体を動かすことが受講生たちの健康維持につながっている。高齢者施設などに出向き、ボランティアで踊りを披露することも。佐藤会長は「今後もみんなで楽しく続けたい」と話す。

 2002年当時、フラダンスがはやっていたため、師匠から学びながら教室を始めた。最盛期には市内5教室で計約60人が所属。「おおいたマーチングフェスティバル」(同市)に出演したり、フラダンスの本場ハワイや中国で国際交流をしたりしたこともある。

 新型コロナウイルス禍前までは高齢者施設やサロンからの出演依頼が多く、「一緒に踊ろう」と喜んでくれた利用者もいたという。現在は、同市里にある専用練習場と明治明野公民館で教室を持ち、それぞれ月3回集まっている。

 花の髪飾りが似合う菅本花さん(87)=同市本神崎=は「楽しそうだから始めた。皆さんがよくしてくれる」とほほ笑む。70代の鈴木えみ子さん(同市)は「ハワイの音楽に癒やされて、ストレスも解消できる」と心身ともの健康につなげている。

 フラダンスは全身を使って左右対称に動くので体幹を鍛えられる。笑顔で踊るため、「夫婦げんかも忘れる」というメンバーも。佐藤会長は「練習そのものよりも、家にこもらず、みんなの顔を見て話すことが一番大事」と話した。

 問い合わせは佐藤会長(090.5082.2885)。

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