大分市でハービー・山口の写真展始まる 家族2組をモデルに撮影デモも【大分県】

トークショーで作品の背景などを説明する写真家のハービー・山口
和やかな雰囲気をつくりながら、家族を撮影する写真家のハービー・山口

 【大分】有名アーティストや市井の人々の作品で知られる写真家ハービー・山口(73)の写真展「We will be alright!~なんとかなるさ。」が10日、大分市中央町のロキシービルで始まった。7月2日まで。入場無料。

 同市の広告会社コント(河野智洋社長)の主催。「対」をテーマに、撮った年代や国が違っても偶然に人々のしぐさや構図が似ている写真約50点をペアで並べ、人間の本質や、互いを尊重し合う大切さを伝えている。

 初日は山口のトークショーがあり、約40人が参加。各作品にまつわるエピソードなどを紹介しながら、「被写体に向かう際は相手を思う純粋な心が重要。今しか、自分しか撮れないものを撮りたい」と写真への思いを語った。

 市内の家族2組をモデルに山口の撮影の様子を見せるデモンストレーションもあった。写真は母親向けの情報を発信している「ママのままプロジェクト」のホームページで20日から公開される。

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