PSVで急成長のシャビ・シモンズ、未来はパリかロンドンか

写真:オランダで成長を遂げたシャビ・シモンズ。来季はプレミアリーグに? ©Getty Images

PSVに所属するオランダ代表FWシャビ・シモンズの将来が不透明なものになっているようだ。イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。

PSVでは5月下旬、ルート・ファン・ニステルローイ監督がクラブからのサポート不足を理由に電撃辞任。2022-23シーズンのエールディヴィジ最終節AZ戦はアシスタントコーチのフレッド・ルッテン氏が暫定監督を務めてシーズンを締めくくったが、後任の監督はまだ決まっていない。

前所属先であるパリ・サンジェルマンとの間には、PSVに移籍した際に買い戻し条項が付帯されたが、PSGもクリストフ・ガルティエ監督を解任したばかり。後任にはユリアン・ナーゲルスマン氏の名前が取りざたされている。

また、最近はアーセナルがシモンズに関心を示しているという報道もある。

シモンズは2022-23シーズン、公式戦通算48試合に出場して22ゴール12アシストという卓越した数字を残した。現在はネイションズリーグを戦うためオランダ代表に帯同しているが、自身の将来について尋ねられて次のように答えた。

「僕は現在、オランダ代表チームに所属している。ここで2週間、活動して、その後どうなるのかを見てみなければならない。家族と話し合って、自分にとってどれが最善の道なのかを決めるつもりだ」

「PSVの新監督はまだ誰なのか分からない。新監督が決まってから、クラブも交えて自分の将来について話し合わなければならない。PSGに買い戻し条項があることも分かっているが、あのクラブも現在、監督が不在の状況だから何とも言えない」

話題に上がったPSV、PSG、アーセナルのうち、来シーズンの体制が決まっているのはアーセナルだけ。『フットボール・ロンドン』は、ブカヨ・サカやガブリエウ・マルティネッリ、マルティン・ウーデゴーアら若手を育てる能力のあるアーセナルへの移籍にシモンズが関心を示す可能性もあるとしている。

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