市役所に電話かけたら恐竜の鳴き声!? ほえたり、うなったり…恐竜のまち福井県勝山市が保留音に採用

 福井県勝山市は6月12日、市役所など主要な市施設の電話保留音を恐竜の鳴き声に変更した。「しばらくお待ちください」などの案内音声とともに、恐竜がほえたり、うなったりしている声をイメージした音声を流している。市は「恐竜のまちとして一層のPRになれば」と期待している。

 保留音が変更されたのは市役所と市民会館、市教育会館、市福祉健康センターすこやか、市体育館ジオアリーナの5施設。鳴き声は、同市の長尾山総合公園内にある屋外アミューズメント施設「かつやまディノパーク」の場内で流れているものを活用した。案内音声は女性職員が録音。「こちらは恐竜のまち勝山です」と名乗るなど、恐竜アピールを徹底している。

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 市はデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の一環で今年3月に庁内電話交換機を廃止し、クラウドサービス利用に切り替えた。これに伴い保留音も手軽に変更できるようになったため、活用することにした。市幹部は「簡単に変更が可能なので、例えば勝山左義長まつりの音声にするなど、いろいろ活用できると思う」としている。

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