モドリッチ、サウジアラビアからの巨額オファーを拒絶か

写真:アル・アハリからの“巨額オファー”を拒否したと見られるモドリッチ ©Getty Images

ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのアル・ナスル移籍を機にビッグネームの流入が相次いでいるサウジアラビアリーグ。リオネル・メッシのアル・ヒラル移籍は本人がアメリカMLSインテル・マイアミを新天地に選んだため実現しなかったが、カリム・ベンゼマはアル・イテハドへの移籍を決断し、他にも多くのビッグネームにサウジアラビア行きの噂がある。

そんな中、レアル・マドリードに所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチに対しても、アル・アハリから年俸8000万ユーロ(約120億1370万円)という巨額のオファーが届いたという。しかしスペイン『マルカ』紙の電子版によると、モドリッチはこのオファーを拒絶したそうだ。

モドリッチは近年、レアル・マドリードと1年ごとに契約を更新しながら同クラブに所属し続けており、現行の契約も2023年6月に満了する。そのため移籍するとなると他クラブはフリートランスファーで彼を獲得できることになるが、両者は契約を1年間延長することで合意に達しているとも言われている。

モドリッチは自身がチャンピオンズリーグのタイトルを5回獲得したレアル・マドリードでプロキャリアを終えたいと望んでおり、また2023-24シーズンに改修が完了してリニューアルオープンする予定の本拠地エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウのピッチに立ちたいという願いも持っている。

サウジアラビア側としては国内リーグを強化し、2030年のFIFAワールドカップ招致を成功させるためにビッグネームをかき集めており、その一環としてモドリッチにも高額オファーを送っているのだが、モドリッチ側はその圧力に屈しない構えの模様。本人は現在、クロアチア代表の活動に参加しており、これが終わり次第、クラブとの交渉に臨む予定となっている。

また、レアル・マドリードでは元ドイツ代表MFトニ・クロースに対してもサウジアラビアからオファーが届いたようだが、彼もサウジアラビア行きを拒否し、モドリッチ同様1年ごとに更新となっているレアル・マドリードとの契約を更新したい意向を示している。

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