Honda Aircraft、新型小型ビジネスジェット機の製品化を決定。最大11名搭乗できる

新型機の元になるコンセプト機は、2021年のNBAA-BACEでの発表以来、市場の好意的な反応を集めているという。

新型小型ビジネスジェット機は、中型ジェット機の体験を提供することで、一般的な小型ビジネスジェット機の性能、快適性、効率性を上回るものとなる。米国をノンストップで横断飛行できる世界初の小型ビジネスジェット機として設計されており、長距離移動に適した静かで広々としたキャビンと、最大11名の乗員を収容できる。また、同機はシングルパイロットの操縦に対応した設計だ。

さらに、Honda Aircraft Companyの二酸化炭素排出量削減へのコミットメントに基づき、新型機は比類ない燃費効率を実現し、一般的な小型ビジネスジェットと比較して最大20%、中型ジェットと比較して40%以上の燃費効率を向上させた。

Honda Aircraft CompanyのCEO 山﨑 英人氏は、以下コメントした。

新型小型ビジネスジェット機の製品化によるライトジェット機カテゴリーへの参入はHondaの新領域である『空のモビリティ』への新たなチャレンジです。これまでに培ってきたHonda独自の航空機向け先進技術のノウハウを生かし、持続可能な社会の実現と人々の生活の可能性を拡げる喜びを提供していきたいと思います。

Honda Aircraft Companyは、新型機の重要なサプライヤーを認定し、航空構造およびコンポーネントのAernnova、航空電子機器のGarmin、胴体のSpirit AeroSystems、エンジンのWilliams Internationalと戦略的サプライヤー契約を締結している。

Honda Aircraft Companyは、新型機のエンジニアリング設計を確定し、2028年ごろのアメリカ連邦航空局(FAA)の型式証明取得に向け、今後開発を進めていくとしている。

新型ビジネスジェット機の仕様

▶︎Honda

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