アサヒビール大山崎山荘美術館(京都府大山崎町銭原)の庭園の池で、スイレンの花が見頃を迎えている。時折、葉の間からコイが顔をのぞかせて「共演」し、彩りを添えている。
建築家の安藤忠雄さんが設計し、印象派の巨匠クロード・モネの「睡蓮」の連作を所蔵する地中館近くの池では、5月下旬から白い花が咲き始めた。例年は6月に入るとつぼみがほころび、同月中・下旬に咲きそろうが、同館は「今年は咲くのがやや早め」という。
池のコイが泳ぐと花がわずかに揺れ、かれんな姿を示す。周囲ではアジサイの花や青モミジも涼感を加えている。美術館は展示替えや工事のため入館できないが、庭園には入ることができる。入園無料。月曜休園。午前10時~午後5時。