広島食材で “できたてグルメ” 冷凍技術で新ビジネス創出 広島三越

広島県内の食材で作った「できたてグルメ」が冷凍食品になって、広島市のデパートに登場しました。

広島三越で14日から始まった「日本酒呑みの市」です。

会場では、日本酒に合う食事として栄養価の高い野菜ケールと広島のカキを組み合わせたギョーザや、広島牛の希少部位「イチボ」を利用したローストビーフなどが販売されています。

商品は冷凍の状態で販売され、自宅で解凍して楽しむことができます。生産者と企業をマッチングして、新商品やサービスの提供を目指す県の取り組みから生まれました。

広島市の食品メーカー「ATORA」は、県内の生産者が育てた野菜が大きさや形などの問題で捨てられている状況に注目し、その野菜などを使ったメニューを冷凍して販売しています。

ATORA 小野敏史 代表取締役
「『冷凍=おいしい』という概念がまだ付ききれていないので、今回みたいに食べておいしいという体験価値をもとに、知ってもらうことを積極的にやっていくことが重要だと思う」

店頭で商品の試食をしたお客さんも大満足です。

試食した人
「こうやって家で食べられるんだったら、子どもと一緒に食べられて楽しいかなと思う」

こだわりの冷凍商品も並ぶ「日本酒呑みの市」は、来週20日まで開催される予定です。

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