多発する特殊詐欺の被害を防止しようと、１５日、金融機関を訪れた客を対象とした静岡県内一斉の声掛け活動が行われた。
この声掛け活動は、静岡県警と県内の金融機関が協力して、特殊詐欺の被害が増加する傾向にある年金支給日当日に合わせ、主に高齢者を対象に実施したもの。このうち静岡市葵区の静清信用金庫では、警察官らが防犯セミナーを開いて、巧妙化するオレオレ詐欺の手口を実際の被害事例を紹介しながら解説した。
（セミナーに参加した女性）
「自分は大丈夫だと思っているが、もしかしたらだまされるかもしれない、これから気を付けようと思う」
県内の特殊詐欺の被害は、２０２３年、１６６件発生し、被害総額は３億２０００万円以上にのぼっていて、警察は、不審な電話があった場合は、周りの人や警察に相談してほしいと呼びかけている。
