今年のGDP伸び率4.6%と予測

世界経済の伸びが鈍化し、中国本土の経済回復スピードも鈍化している中、香港は観光業の正常化と消費活性化の下で経済成長は予想を上回るとみられている。6月13日付香港各紙によると、ブルームバーグは6月1~7日、エコノミストに対する調査を行った。調査結果では市場の最新予測として香港の今年の域内総生産(GDP)伸び率を4.6%と発表。先の予測の3.4%を上回った。このうち第2四半期のGDP伸び率は3.3%で、先の予測より1.7%高い。第3四半期は6.7%、第4四半期は7.1%となっている。一方、香港のライバルであるシンガポールの今年のGDP伸び率は1.4%で、先の予測の1.9%から鈍化。大華銀行のエコノミストは、シンガポール経済が今年上半期に技術的な景気後退に突入すると予測している。

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