中銀、デジタル人民元の応用拡大

香港では昨年7月に第2段階のデジタル人民元(eCNY)越境決済の技術テストを行い、すでにテストはおおむね完了した。6月13日付香港各紙によると、初のテスト参加行となった中国銀行(香港)は昨年12月から今年2月の間、2期に分けて優先体験活動を行い、2100人の顧客にデジタル人民元の試用を開放した。中銀は活動がすでに終了し、顧客は主に中国本土で消費したことを明らかにした。主に飲食、小売り、交通などの小額の取引でデジタル人民元が使用された。中銀はまず昨年12月にデジタル人民元の優先体験活動を打ち出し、500人の顧客にデジタル人民元の試用を開放。その後、今年2月にさらに1600人に開放した。顧客の優先体験活動は本土で人民元による店舗への支払いをサポートする。体験活動に参加した顧客はUセレクトでデジタル人民元を試用。だがレジ係はカウンターの下にあるデジタル人民元の端末を取り出すのに約1分半かかり、全体のフローもよく分かっていなかった。

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