日本代表、大量6ゴールで森保監督第二次政権初勝利|キリンチャレンジカップ

写真:チームの3点目を決めた久保。貪欲にゴールを狙い続けた ©Getty Images

6月15日、キリンチャレンジカップの日本 vs エルサルバドルの一戦が豊田スタジアムで行われた。日本は久保建英や三笘薫、旗手怜央などが先発出場。左サイドバックで先発出場した森下龍矢はこれが代表デビュー戦となった。

スコアが動いたのは開始わずか52秒だった。三笘が左サイドで倒されて得たFKから久保がキックを放ち、谷口彰悟が代表初ゴールとなるヘディングシュートを決めて日本が先制する。

その直後には上田綺世が相手のバックパスにプレッシャーをかけてペナルティーエリア内でのファウルを誘い、PKを獲得。上田を倒したロナルド・ロドリゲスは一発退場となり、4分にはこのPKを上田が自ら沈めてリードを広げる。上田にとってもこれが代表初ゴールとなった。

その後は数的優位に立った日本の一方的なペースになる。エルサルバドルも24分にFKのボールがワンバウンドして日本のGK大迫敬介を脅かすなど日本陣内に侵入する場面もあったが、ゴールに迫るまでには至らない。

25分に三笘の落としたボールを久保が蹴り込んで追加点を奪うと、前半終了間際には三笘がカットインから右足でシュート。相手GKが弾いてこぼれたボールを堂安律が難なく押し込み、日本が前半だけで4点のリードを奪う。

後半も日本がペースを握り、次々にチャンスを作る展開が続く。選手交代を繰り返しながら運動量と前線からの圧力を維持して相手を押し込み続けると、60分には久保のラストパスから途中出場の中村敬斗が右足を振り抜き、代表初ゴールを奪う。

さらには73分、右サイドでボールを受けた相馬勇紀が鋭いクロスを入れると、ゴール前で相手のマークを外した古橋亨梧がヘディングシュートをたたき込み、リードを広げる。大きくリードが広がったことを受け、76分には前日に追加招集された伊藤敦樹を代表デビューさせる余裕も見せた。

数的優位を生かして日本がゲームをコントロールする展開は最後まで変わらず、後半はアディショナルタイムを取らずにタイムアップ。6-0で日本が勝利し、カタール・ワールドカップ後に続投した森保一監督の第二次政権における初勝利を飾った。

日本は6月20日、パナソニック スタジアム 吹田でキリンチャレンジカップのペルー代表戦を行う。

© 株式会社SPOTV JAPAN