JR福井駅前にぎわい道路空間「ふくみち」6月21日スタート 人工芝やキッチンカー出店…中央大通り改修進む

6月21日から「ふくみち」が開かれる、歩道などの改修工事が進む中央大通り=6月15日、福井県福井市大手3丁目

 JR福井駅周辺の快適な道路空間創出を図るプロジェクト「ふくみち」が6月21~30日、福井県福井市の中央大通りで開かれる。来年度からの本格展開を前に8月にも実施予定で、リニューアルが進む中央大通りでのにぎわい定着やPRにつなげる。

 東西約500メートルの中央大通り活用は、県と福井市、福井商工会議所の「県都にぎわい創生協議会」のプロジェクトの一つ。道路占有許可を柔軟に認める国の「歩行者利便増進道路」(ほこみち)制度の本格運用を見据え、2021年度から社会実験を重ねている。県ではこれまでに成果のあったキッチンカー出店を空間創出の核と位置付け、段差解消や電源設置などの改修工事を進めている。

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 8月にはこれまでで最長となる1カ月間の「ふくみち」実施を計画。ワンパークフェスティバルやフェニックスまつりなどの大型イベントと連携して、にぎわう「道」の在り方を提案していく。

 8月開催のPRを兼ね、6月21日からの「ふくみち」は人工芝やキッチンカーの出店スペースが整備された中央大通りの使い勝手を確かめる。期間中は毎日、キッチンカーが4~7台出店するほか、ベンチやパラソル設置を通じた空間創出、休日には伝統工芸アイドル「さくらいと」などの路上ライブやワークショップも予定している。各日ランチ(午前11時~午後2時)とバル(午後4~8時)で内容を変える。

 また、19日にはふくみちに参画する周辺事業者ら11団体が、21日の開催を前に県庁周辺で清掃活動を行う。一般参加もでき、午前7時50分に市中央公園集合。

 ふくみちの詳細はインスタグラムで確認できる。

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