県内全域、タクシー運賃改定 

 山形、上山、天童、山辺の4市町を除く県内全31市町村をエリアとする山形県B地区のタクシー運賃が15日、15年半ぶりに改定された。実質的な値上げで、値上げ率は10.10%になる。一方、1.2キロまでの乗車の場合は80円の値下がりになる。値上げ分は燃料費高騰への対応や運転手の待遇改善に充てられる。

 新運賃では小型と中型の区別を普通車に統合する。普通車の上限運賃は、初乗り料金が1.2キロまで620円、加算料金が274メートルごとに100円になる。タクシー事業者は車種ごとに設定された5~6段階から運賃を決める。B地区の改定は2007年12月以来。

 山形、上山、天童、山辺の4市町をエリアとする山形県A地区も5月31日に改定されており、これで県内全域の運賃が改定された。

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