クマとの共生を考えるカードゲーム 盛岡・ZOOMO、制作費募る

人とツキノワグマの共生について考えるカードゲーム

 盛岡市新庄の市動物公園ZOOMO(ズーモ、辻本恒徳園長)は人とツキノワグマとの共生をテーマに、卓上で遊べるカードゲームを作っている。クマが暮らせる豊かな森と、安全なまちづくりとの両立を目指すシミュレーションゲームとし、クラウドファンディング(CF)で30日まで制作費を募っている。

 3~6人がプレーヤーとして参加でき、建物や畑、町へのクマ出没、被害を防ぐ電気柵などを設けるアイテムカードを手に入れていく。両隣の人と協力しながら台紙の上にこれらカードを配置し、充実させるほど多くのポイントを獲得できる。世代を問わず楽しめるようにする。

 100セット作り地域の学校に寄贈するほか、県や自治体が行う関連事業での活用も見据える。CFは220万円を目標に「READYFOR(レディーフォー)」のサイトで30日午後11時まで募る。寄付額に応じてゲームやズーモのオリジナルグッズなどの返礼品を贈る。

© 株式会社岩手日報社