ビッグクラブ注目のハヴァーツ、アーセナルと個人合意か

写真:去就が注目されるハヴァーツ。アーセナルとの個人合意済みとの報道も…… ©Getty Images

去就が注目されているチェルシーのドイツ代表FWカイ・ハヴァーツが、アーセナルへの移籍が近づいているという。ドイツ『スカイ』電子版が伝えている。

ハヴァーツは2025年6月までとなっているチェルシーとの契約を更新しない意向を示しており、高額な移籍金が見込める今夏の移籍が有力視されていた。そして、これまでにレアル・マドリードやアーセナルが関心を示しているとされていたが、ここ数日間は移籍に関する目立った動きがなかったため、数日前にはバイエルンも獲得レースに参戦するプランを立て始めていたという。

しかし『スカイ』によると、バイエルンは「恐らく遅すぎた」という。実は水面下でアーセナルとの交渉が進んでおり、アーセナル側はすでにチェルシーに対して最初のオファーを提示。これは拒否されたものの、2回目のオファーの準備を進めており、それで合意に達する可能性が高いという。

『スカイ』はイギリスメディアの情報として、チェルシーは最大8700万ユーロ(約135億2880万円)の移籍金を希望していると報じており、アーセナル側との金額のすり合わせができれば合意に達する見込みだという。なお、ハヴァーツ本人とアーセナルの間では、すでに契約期間や給与の額で基本合意がなされているという。

バイエルンはフランクフルトに所属するフランス代表FWランダル・コロ・ムアニなど数名のFWを2023-24シーズンの新戦力としてリストアップしていたが、いずれも1億ユーロ(約155億5040万円)以上の移籍金が必要となるため、それよりは安い金額で手に入れられるハヴァーツの獲得を新たなオプションとして考え始めたという。

実際にハヴァーツ側ともコンタクトを取ったというが、電話会談において「現状ではアーセナルが有利な状況」という回答を受け取ったそうで、バイエルンとしては彼の獲得を諦めざるを得ない状況になりつつあるようだ。

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