体当たりで相撲の魅力味わう 地元出身力士が小学生相撲教室 大田原

地元出身力士2人に体当たりで相撲を学ぶ小学生

 【大田原】大相撲二子山部屋の地元出身力士らによる小学生相撲教室が18日、美原公園相撲場で開かれた。参加者約20人は体当たりで臨み、大相撲の力強さの一端を感じるとともに、相撲の面白さを味わった。

 市内は児童生徒の相撲が盛ん。教室は市や市相撲連盟などの「相撲によるまちづくり実行委員会」が主催し、講師は二子山親方(元大関雅山)が務めた。地元出身力士はいずれも市野沢小卒で、若草中出の西三段目小滝山(本名相馬健人(そうまけんと))(20)と矢板高出の東幕下9枚目生田目(本名生田目竜也(なばためたつや))(21)の2人。

 二子山親方は四股やすり足などを指導。力士2人が手本を示し、子どもたちが稽古に励んだ。実戦形式の練習も行った。

 力士たちは「地元に呼んでもらえてうれしい。自分たちの後に続く子どもが増えてほしい」と話した。

 参加した佐久山小6年小泉藍騎(こいずみあいき)君(11)は「力士はかっこよく、本物は違うと感じた。楽しかった」と話した。

 教室後、4年ぶりに市小学生相撲大会が開かれた。

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