子どもたちの歓声や悲鳴! 野母崎たこ祭り

 長崎市野母町の長崎のもざき恐竜パークで18日、「野母崎たこ祭り」があった。目玉のタコのつかみ取り大会では、地元産の生きのいいタコが水槽に放され、参加した子どもたちから歓声や悲鳴が上がった。
 昨年に続き2回目。野母崎産のタコを新たな名産品にしようと、野母崎三和漁協や地元の有志らでつくる実行委員会が開いた。つかみ取り大会は、捕まえた後の下処理まで盛り込み、スーパーや食卓に並ぶまでの工程を学べる食育も兼ねている。
 子どもたちは、墨を吐いたり吸盤で腕に吸い付いたりするタコに悪戦苦闘。水槽を逃げ回るタコを手を伸ばしてようやくつかみ取ると、実行委員らに教えてもらいながら塩でもみ、釜でゆでて持ち帰った。
 参加した長崎精道小2年の山口望来さん(7)は「つかむのが楽しかった」と笑顔を見せた。

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